潜入、そして実食

やはりここがチカラめしの真髄で間違いなさそうです。
どうやら地下の食堂が丸ごとチカラめし運営になっているようで、焼き牛丼の他にも日替わりの定食やカレーライス、麺類といった一般メニューも並んでいました。
丼メニュー以外は固定ではなく日替わり・週替りで変わるので、そちらを目当てに行く際は公式Instagramを見てから行くと良いと思います。

食券を券売機で購入し、食堂内の受付兼提供口で厨房の方に渡す形式でした。
一般的な大学学食や社食と同じ形式です。
ピークタイムは牛丼・定食など種類ごとに列が形成されるようですが、私が行った時間帯は利用者も少なかったので1箇所でまとめて対応されてました。
写真は撮れませんでしたが、厨房内手前のロースターで肉が焼かれていて、昔通常店舗に通っていた頃も見たことが無かったので非常に興味深かったです。

注文したのは焼き牛丼730円と味噌汁・卵・ガリ3点セット180円です。
牛丼本体は10年前と比べて体感300円ぐらい値上がりしてます。
過去にチカラめしで卵をトッピングしたことは一度も無く、どう脳内シミュレーションしても合わない感覚はあったのですが、ガリを入手するにはこのセットしかなかったのでこれにしました。
- はたしてガリが焼き牛丼に合っているのかという点に関しては諸説あります。
辛味噌やオリジナルドレッシングといった専用卓上調味料は無く、醤油や七味唐辛子のような汎用調味料が食堂内中央にまとめてありました。
味はまさしくあの頃の焼き牛丼そのままでした。
肉が若干薄い気もしましたが、米がマシになっていたのでトータルの満足度はトントンといったところです。
味噌汁は少し違った (具材がよりレトルト的になった?) 気がしましたが、チカラめし由来ではなく食堂由来になった感じでしょうか?
ガリがサラダの如く山盛り積まれていて、牛丼完食後にガリだけボリボリ食べる時間が出来てしまいました。ガリ2枚だけでいいので例えば味噌汁に無料で付いてくる感じにしていただけると大変嬉しく思います。
あと卵はやはり無くてもいいかなぁ、と思いました。

食堂のテーブルは私を含め2, 3人しかおらずガラガラでした。ネットの情報を見ると提供時にそこそこ並んだような記述もあり、ピークタイムを外した時間帯やGWという時期が良かっただけで平時はもっと混んでそうです。あと見た感じでは私のようなチカラめし目当てのオタクは他にいなかったと思います。

10分ほどで食べ終わり、他に用事もなかったのでそそくさと帰りました。もうチカラめし目当てで行くことは無い気がしますが、平日に近くで用事ができた際にはまた来ようと思います。
終わりに
この東京チカラめし食堂は職員食堂をまるまる引き継いで営業しているので、当然ながらチカラめし巡礼の目的以外での利用者が圧倒的に多いです。
そしてGoogleマップの星評価はまさに賛否両論です。

Google マップのレビューを見ると「当時より高い」「隣の第3庁舎と比べても高い」「みんな普通の定食を食ってる」「駅まで行って食事したほうが良い」などと割と辛口ですが、中には「焼き牛丼を久々に食べられて良かった」というようなノスタルジーを感じる投稿もちらほらありました。
東京チカラめしは2011年に1号店をオープンしてから今年で14年目のようですが、ある程度の店舗数があり便利に通えていた期間というのは2-3年、もしくはもっと短いかもしれません。その短い期間の思い出を10年近く経ってもなお引きずっている人が一定数いて、わざわざ九段下まで食べに行っていると考えると、食事というのは例えしょうもないチェーン店だったとしても思い出と強く結びつくものなのかもしれません。
チカラめしの運営会社である三光マーケティングフーズは実は居酒屋・金の蔵も手掛けています。金の蔵も2010年代の大学生がめちゃくちゃお世話になっていた居酒屋ですが、こちらも現在は池袋の1店舗を残してすべて閉店しています。金の蔵を求めて最後の1店舗に行く……ほどは正直思い入れがなかったので他の方に譲るとして、会社の事業全体として特定の世代にめちゃくちゃ刺さっていたというのは非常に興味深いです。
ちなみに2025年現在三光マーケティングフーズの経営する飲食店で最も勢いがあるのがアカマル屋で、姉妹店を含めると関東に18店舗ほど展開しているようです。アカマル屋という名前に覚えがあったので調べたところ私も一度行ったことがあってたまげました。
- ちなみにその店舗はもう閉店していて同運営の別な居酒屋に変わってました。
この店が今後チカラめしや金の蔵と同じような運命を辿るのか、もしくは事業拡大せず細く長く続くのかは分からないですが、2020年代の大学生、もしくは他のどこかの世代に刺さる店になるのかもしれません。

1年ぶりにブログを書いたら締めかたを全部忘れてしまいました。


